私の日本語の授業、90分だいたいこんな感じです(JLPT対策クラス)

文字ブロックが「にほんご」と並んでいる様子 はたらく
はたらく日本語語学講師
この記事は約4分で読めます。

この記事では、私が日本語の授業をどんなふうに回しているかお話します。

【概要】
・授業名:JLPT対策(N2)
・対象:IT専門学校の留学生 約30名
・留学生の出身国:ネパール、ベトナム、スリランカ、ミャンマー など
・授業時間:90分(参考:日本語学校=1コマ45分)

この記事では「2限目:10:50~12:20」の想定でお話しします。
では、はじまりはじまり~。

10:50 起立・礼 そして出席を取る

留学生は出席を取るだけでも時間がかかります(笑)
なんせ、出席を取ろうとするとトイレに行こうとする、とかフツーのことですから…。

それで、私の授業には、トイレに行くときはハンドサインを提示するというルールがあります。

ネパールでは「トイレ(小)」のハンドサイン、日本では「恋人・彼女」を示すハンドサイン

このハンドサインはネパール人学生から教わったものです。
なんでも「トイレ(小)」を示すのだとか。
日本では「恋人・彼女」を示すサインですが、
所変われば…トイレになっちゃうという(笑)

しかし同時に、「名前が呼ばれたときにいなかったら欠席にする。」というルールもあります。

名前を呼んでもいない、ということがままあるためです。
「〇〇さん、〇〇さんはどこへ行きましたか?」
「トイレです。」

しかし出席を取り終わっても戻ってこない…。
(なんなら数十分戻ってこないこともザラにあります。)
よって、いるのかいないのかわからない…。
といったことを回避するためのルールです。

はじめの頃は出席を取るだけで15分ぐらいかかっていましたが、このルールの適用により5分に短縮されました。笑

10:55~11:10 クイズで問題演習

N2対策だけどN4, N3問題演習をする理由

私のJLPT対策授業のキモは「問題演習」です。
それも、受験級より下級の問題(受験級がN2ならN4, N3)をたくさんします。

N2に合格したいならN2の問題をすべきでは?
そう思われるかもしれませんが、ちがいます。
語学習得は積み上げ方式。
N4なくしてN3はなく、N3なくしてN2はないのです。

また、私がこのように考えるのはJLPTの合格基準点にも大いに関係があります。

このページ(JLPT公式の得点区分・合否判定・結果通知のページ)を見ると、各級合格点は総得点の半分です。

つまり!
半分理解していれば合格できる、ということ。

N4, N3, 「半分理解」でN2に合格できると思いますか?
私は超厳しいと思います。

逆に言うと、私は、「下級の内容理解が進めば、合格の確率も上がる」と考えています。

そんなわけでこのクラスの目的はN2対策ですが、問題演習はN4, N3中心です。

クイズアプリを使って楽しく問題演習

クイズはKahoot!というクイズアプリを使ってやっています。
クイズの事前仕込みは必要ですが、一度作ってしまえば何度でも楽しめるし、宿題にもできます。

Kahoot!の4択クイズモードを使っています。
最後に順位が出るのですが、その順位の決まり方にKahoot!の利点の一つがあると思います。

Kahoot!では、問題の正誤だけでなく、解答スピードも順位に影響します。
早く、正確に答えた人が1位になるんです。
JLPT対策にはもってこいだと思っています。

Kahoot!で10~20問ほど問題演習をした後、休憩します。

11:10~11:20 休憩

「えっもう休憩入れるの!?」
と思った方がいらっしゃるかもしれません(笑)

はい、入れます。
「クイズ、楽しかったな~!」
の雰囲気で休憩を入れます。

楽しい雰囲気のまま授業を続けるのも魅力的ですが、脳を休めるのも大事だと思います。

なぜなら、この次のタスクに少々力が要るからです。

11:20~11:50 文法の復習

この時間は、文法の復習をします。
項目はだいたい次の5つに絞っています。
また、前述の文法クイズで苦手そうな項目が見つかれば即追加します。

  • やりもらい(特にて形を使ったもの)
  • 受身
  • 使役
  • 使役受身
  • 条件、文の接続

復習のしかたは普通の日本語授業と同じく、
「導入→提示→口頭練習→演習」
と進みます。

問題演習はGoogleフォームを使ったテスト方式でします。
英語の授業と同じく、

「何見ても調べてもいいから満点取れよ!」方式

…です。

Googleフォーム、提出期限が設定できるようになって、授業での使い勝手が上がりましたね!

【私の英語の授業の回しっぷりはこちら】

11:50~12:00 休憩

そしてまた休憩(笑)

この前の問題演習が終わった人から休憩に入ってもらいます。
演習が終わらなければ休憩できません。

12:00~12:15 漢字問題演習 

最後はサクッと問題演習です。
Googleフォームを使います。
1つのフォームにつき10問あります。

これも「満点が取れたら次」です。
一回で進める量は「30問(フォーム3つ)」など決めていて、終わった学生は片付けなどして待っていてもらいます。

授業終わりに30問終わっていなければ宿題になります。

12:15~12:20 終わりのあいさつ

終わりは必ず皆で「起立・礼」をします。
礼をする前に宿題のことなど言いますが聞いちゃいません(笑)

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さて、英語の授業と比較すると日本語の授業のほうが「ガチめ」ですがなぜでしょう(笑)

実際、日本語の授業の私のほうが声はデカいしチャキチャキしてるしなんつーかアクティブではあります。

「話す言語で人格が変わる」と言うそうですが、教える言語でも人格が変わるのかもしれませんね。

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